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東アジア研究所・現代中国研究シリーズが刊行されました
2011年03月31日
このたび慶應義塾大学東アジア研究所・現代中国研究センターは、人間文化研究機構の支援により2007年より進めてまいりました研究の成果を「現代中国研究シリーズ」として以下のとおり出版いたしました。是非ご覧ください。
添谷芳秀編著『現代中国外交の六十年』
慶應義塾大学出版会(2011年3月31日発行)
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◆目次
総論 添谷芳秀
第1部 「歴史」と戦後日中関係
第1章 中国における「戦争責任二分論」の系譜
―蒋介石・毛沢東・周恩来、日中戦争の語り方 家近亮子
第2章 中国の歴史教育と対外観(1949-2005)
―「教学大綱」と歴史教科書を中心に 王 雪萍
第3章 中国政治と歴史解釈
―「抗日戦争勝利60周年」における抗日戦争史観の転換 江藤名保子
第4章 戦後初期日中関係における「断絶」期の再検討(1958-1962)
―「闘争支援」と「経済外交」の協奏をめぐって 大澤武司
第5章 中国の対外開放路線と日本(1976-1982)
―対外開放論理の変容と日中関係の経済化 兪 敏浩
第2部 中国外交の諸相
第6章 中国の対外政策におけるシンクタンクの実像
―国際関係研究所の創設と発展を中心に 杉浦康之
第7章 台湾問題をめぐる中ソ関係(1954-1962)
―「一つの中国」原則の形成におけるソ連要因 福田 円
第8章 「核」にみる中印関係 飯塚央子
第9章 中国の対西欧諸国政策
―1964年の中・西独政府間会談を中心に 山影 統
第10章 中国の地方経済の発展とグローバル経済
―中国自動車産業と地方政府の戦略的関係性 貴家勝宏
第11章 中国からみた米中戦略経済対話 佐野淳也
第12章 中国の国連PKO政策―積極参与政策に転換した要因の分析 松田康博