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慶應義塾大学東アジア研究所 現代中国研究センター

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研究プロジェクト(第1期)

研究テーマ『中国の政治的ガバナンス』

現代中国研究の中には、「台頭する中国」といういささか楽観的な見地から中国分析を行っているものが少なくない。しかし、現在の中国は、顕在化しているものであれ、潜在的なものであれ、政治、社会、経済、安全保障等、あらゆる側面に様々な問題を抱えている。日本と中国は地理的に近接しており、両国間には密接な経済的相互依存関係が存在する一方、歴史問題に代表される微妙な政治問題も存在する。その意味で、日本の将来にとっても、中国の体制移行のガバナンスに関する客観的で実証的な研究が速やかに求められているといえよう。ここで重要なガバナンスとは、中国の場合、特に政治と国際関係である。現在、中国が掲げる「和諧(調和)社会建設」の根幹もここにある。こうした観点から、本センターでは政治と国際関係の問題を取り上げることで、中国の体制移行の現在的位相を探りたい。

研究グループ1:「政治体制の移行:一党支配体制変容の可能性」
研究グループ2:「政治社会構造における歴史の連続と非連続」
研究グループ3:「中国をめぐる東アジア国際関係」

【2011年度研究企画】
プロジェクト1:「中国政治における台湾要因の検証」
プロジェクト2:「現代中国の政治参加」
プロジェクト3:「中国社会多元化の諸相:エスニシティ、宗教、中間組織」
プロジェクト4:「中国の対日政策における専門家集団の役割」
プロジェクト5:「国際政治学からみた中国の「外交理論」」



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